満州事変
満州事変とは昭和初年における中国の排日、排貨と、国内での経済的大恐慌の矛盾との解決を目指して、日本軍国主義が満州に起こした軍事的侵略戦争。1931年、昭和6年に柳条溝での南満州鉄道破壊を契機として日華両軍が衝突し、日本軍は、奉天、長春、営口などの主要都市の軍事的占領を順次敢行して、行動範囲を拡大させていき、ついに満州における日本の特殊権益の擁護の名のもとに、1932年、昭和7年に清朝の宣統廃帝簿儀を擁して満州国の建設に乗出していきました。ついで、この侵略戦争はさらに拡大して日中戦争、ひいては第二次大戦を巻起こすようになりました。

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