鎖国

江戸幕府が、キリシタン宗による封建的統一性の破壊防止と、幕府、大商人の結託による貿易、主として生糸貿易独占が西欧人、南蛮人の来船を不必要ならしめた、という二つの事情により、島原の乱をきっかけとして、1639年、オランダ、中国との交易以外は厳禁して、日本を封鎖状態に置くこととして、以後それが祖法として厳守されました。ただし朝鮮とは、対馬の宗氏を仲介して貿易が行なわれました。この鎖国状態は、約一世紀半にわたり厳守されましたが、18世紀末から欧米資本主義の東洋進出により推持不可能となり、ついに1854年、日米和親条約締結を機に、閉国に転化しました。

日本史

          copyrght(c).日本史.all rights reserved

日本史