大御所
鎌倉時代に将軍の父を大御所と言っていました。近世において、二代将軍秀忠のときの家康がそう呼ばれて畏敬されていました。11代将軍家斉は在職、隠居を通じて56年間にわたって権勢をふるい、その間主観的には太平気分があり、町人文化もらん熟した時代だったために、その時代を大御所時代と言いました。要路の表面からしりぞいていながら、なお政権を左右する実力者を一般に大御所と称するに至っています。

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鎌倉時代に将軍の父を大御所と言っていました。近世において、二代将軍秀忠のときの家康がそう呼ばれて畏敬されていました。11代将軍家斉は在職、隠居を通じて56年間にわたって権勢をふるい、その間主観的には太平気分があり、町人文化もらん熟した時代だったために、その時代を大御所時代と言いました。要路の表面からしりぞいていながら、なお政権を左右する実力者を一般に大御所と称するに至っています。
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