南蛮貿易
南蛮とは南方の蛮を意味する中国語です。16世紀総半に日本に初めてて来航したイスパニア人、ポルトガル人は、南洋方面を中継地としてやってきたために、日本では彼らを南蛮人と言い、その船を南蛮船、その船による貿易を南蛮貿易と言いました。輸入品は中国産の生糸、絹織物、南洋産の薬剤、欧州産の毛織物などであり、輸出品は銀、小麦粉などでした。これに対して日本政府、豊臣秀吉、江戸幕府公認の御朱印船により、南方アジアに出かけてやるのを御朱印船貿易と言いました。これら両質易によって面欧文化が輸入され、一時それが流行しました。これを南蛮文化、南蛮風俗と言います。

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