一揆

一揆とは鎌倉時代には、多数人が心を同じくする団結を言いましたが、南北朝時代以後には、下剋上の風潮のもと、団結した人々の蜂起することを指しました。土民、長衆であれば土一揆、馬による交通業者の場合には馬借一揆、徳政要求の場合には徳政一揆、一国全体の場合には国一揆、宗教的なものを一向一揆、法華一揆などと言いました・戦国時代末期となり大名領国制の確立につれて終息しましたが、江戸時代となり、特に後期に入って封建社会が変質するに及んで、全国各地に広範にまた数多く百姓一揆が起こりました。ついで明治維新直後の封建杜会から近代社会への転換期にも各地に農民一揆が発生しています。それ以後にも、まま一揆は起こっていましたが、多くは騒動とか争議という形態をとるようになりました。

日本史

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