風土記

奈良時代の713年の元明天皇の命令により、諸国から提出した地誌で、国々の地理、産物、風俗、伝説などが記されています。現存の風土記は、出雲、常陸、播磨、豊後、肥前の五国分です。平安時代の初め、925年にも再提出させたことがあります。これら両度の風士記の逸文は、諸書に散見しています。これらを古風土記と言います。近世になって、総国風土記が偽作され、また諸藩では会津風士記、紀伊続風土記などのように、風土記と銘をうつ地誌が多く現われました。現今でも、地方誌の事を、風土記と呼ぶことがあります。

日本史

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