大和朝廷

大和地方の一隅に成立していた一部落国家が、二、三世紀頃より、周囲の部藩国家群をしだいに支配しはじめました。それが大和朝廷の始まりとも考えられ、あるいは西から漸進して大和に入りこんだ邪馬台国に起源するとも言われます。朝廷とは政府の意味であり、その首長は、大王(おおきみ〉と呼ばれ、のちの天皇家の祖先の世襲でした。この朝廷は、応神、仁徳系の王朝にとって代られたり、六世紀にも交代があったとされます。とにもかくにも日本国土の大半を支配し、一時は朝鮮半島にまで勢力を伸ばしました。大王周囲の民族間の抗争が激しくなった七世紀に、大王の権威を再化して、集権体制をしく大化改新、律令制を導きました。

日本史

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